ユーザー・プロファイルは、住所や地位、その他のユーザーに関する有用な情報を提供します。この情報には複数の異なるコンテキストからアクセスできますが、エンド・ユーザーは常に、「マイ・アカウント」→「ユーザー・プロファイルの表示」を使用してアクセスできます。
ユーザー・プロファイルの制御および入力に関して、複数の機能が用意されています。
ユーザー・プロファイル・ページに表示されるポートレットは、ユーザー・プロファイル・マネージャを使用して変更できます。ポータル・ソフトウェアでインストールされるユーザー・プロファイル・ポートレット(たとえば、一般情報、専門フォルダ、管理コミュニティ)もありますが、必要に応じて新しいポートレットを作成することもできます。ポータル・ソフトウェアでインストールされるプロファイル・ポートレットのリストについては、ポータル・ソフトウェアでインストールされたポートレットを参照してください。新しいユーザー・プロファイル・ポートレットの作成方法については、ユーザー・プロファイル・ポートレットの構成の下部を参照してください。
注意: ユーザー・プロファイル・ポートレットをコピーすると、コピーとオリジナルの両方のポートレットが同じ管理のプリファレンスを共有します。片方のポートレットでプリファレンスを変更すると、他方のプリファレンスも変更されます。それぞれのポートレットが独立した管理のプリファレンスを持つようにする場合は、同じWebサービスから新しいユーザー・プロファイル・ポートレットを作成します。
ユーザー・プロファイル・ポートレットに表示されるプロパティは、ユーザー・プロファイルポートレットの管理のプリファレンス・ページ(ポートレットのエディタのメイン設定ページでアクセス可能)経由で変更できます。管理のプリファレンスについては、ユーザー・プロファイル・ポートレットの構成を参照してください。
ユーザー・プロファイルのプロパティの値は、ユーザー・プロファイルの編集ページでユーザーが手動で入力するか、プロファイルWebサービスによって自動的に取り込まれます。
注意: 専門フォルダ・ポートレットには、ユーザーがエキスパートとして追加されているフォルダのリストが表示されます。ユーザーをエキスパートとしてフォルダに追加するには、フォルダのエディタの関連リソース・ページを使用します。またユーザーが自己設定によるエキスパート・アクティビティ権を持つ場合は、ディレクトリでフォルダを参照して、自分自身をエキスパートとして追加できます。管理コミュニティ・ポートレットには、ユーザーによって管理されるコミュニティのリストが表示されます。このポートレットには、ユーザーが編集アクセス権または管理アクセス権を持つすべてのコミュニティが自動的に入力されます。
ユーザー・プロファイル・ポートレットとそれらのポートレットに表示されるプロパティへのアクセスを制限することによって、ユーザー・プロファイルに表示される情報を制限できます。たとえば、社員の連絡先情報は顧客と社員の両方に表示するが、会社の組織階層の情報は社員のみに表示する場合を考えてみましょう。2つのユーザー・プロファイル・ポートレット 顧客用(連絡先情報のプロパティを含む)と社員用(連絡先情報のプロパティと組織階層のプロパティを含む)を別個に作成することも可能です。しかし、そのかわりに、連絡先情報のプロパティと組織階層のプロパティを含む1つのユーザー・プロファイル・ポートレットのみを作成し、組織階層のプロパティに対しては社員のみに選択アクセス権が許可されるようにセキュリティを制限できます。プロパティへの選択アクセス権を持つユーザーは、他のユーザーのそのプロパティの値を表示できます。プロパティへの読取りアクセス権では自分の値のみしか表示できず、他のユーザーのプロファイルを表示しようとしてもそのプロパティは非表示になります。
ユーザー・プロファイル・ポートレットは、次の要素で構成されています。
プロパティ: プロファイル情報(名前、作成者、役職など)は、プロパティとしてユーザーとともに格納されます。これらのプロパティは、コンテンツ・クローラやドキュメントなど、他のタイプのオブジェクトに関連付けられたプロパティと同様、検索が可能です(プロパティのエディタで「検索を可能にする」が選択されている場合)。
ユーザーのプロパティは、他のオブジェクトと同様、どこに表示されても値は同じです。たとえば、ユーザーの自宅電話番号を自宅情報プロファイルのポートレットに表示し、会社の電話番号を会社情報プロファイルのポートレットに表示する場合、会社の電話と自宅の電話に別々のプロパティを作成し、それぞれのポートレットに表示する必要があります。電話という1つのプロパティのみを使用する場合、両方のプロファイル・ポートレットに、同じ電話の値が表示されます。
カテゴリ: カテゴリは、編成されたプロパティのグループです。カテゴリを使用することで、プロパティの表示順の調整や、表示中の情報のタイプに関する状況説明が可能です。