動的メンバーシップのルール

ユーザーをこのグループのメンバーにするための条件を満たす規則を設定できます。このようなユーザーのメンバーシップは、ユーザー・プロファイルの特定の値、またはその他のグループのメンバーシップに依存するため、ユーザーはグループの動的メンバーとみなされます。たとえば、テキサス州に住む全従業員がこのグループの一部であるという規則を設定するとします。従業員がアリゾナ州に移動すると、その従業員のプロファイルの「州」プロパティが変更され、その従業員はこの規則を満たしていないことになります。

動的グループ・メンバーは、プロファイルのデータが変更されると、このページで設定した規則に従って、グループで自動的に追加または削除されます。更新は、ビルトイン操作フォルダの動的メンバーシップ更新エージェント・ジョブを通じて行われます。

グループの静的グループ・メンバーは、グループ・メンバーシップ・ページで定義されます。静的グループ・メンバーは、グループ・メンバーのリスト、またはグループ・メンバーのリストにあるグループから手動で削除されないかぎり、永久にグループのメンバーであるとみなされます。

動的メンバーシップの規則は、ユーザーをグループに追加する際に満たす必要がある条件を定義する文で構成されます。文は、グルーピングでまとめられます。グルーピングでは、文がAND演算子(すべての文が真)で評価されるか、OR演算子(いずれかの文が真)で評価されるかが定義されます。AND演算子で評価される必要のある文に加えて、OR演算子で評価される必要のある文もある場合は、それぞれ別々のグルーピングを作成できます。また、あるグルーピングが別のグルーピングに含まれる、サブグルーピング(ネストされたグルーピング)を作成することもできます。まず、最も低い階層のグルーピングの文が評価され、オブジェクト・セットが定義されます。次に、そのオブジェクト・セットに、2番目に高い階層のグルーピングの文が適用され、オブジェクト・セットがさらにフィルタされます。このようにして、文のすべてのグルーピングが評価されるまで、グルーピングの階層ごとにフィルタが繰り返されます。

  1. 作成する文のグルーピングの演算子を選択します。

  2. 注意:グルーピングに対して選択した演算子は、グルーピングの文と、そのグルーピングのすぐ下にあるすべてのサブグルーピングに適用されます。

  3. グルーピングにある各文を定義します。

    1. 「文の追加」をクリックします。

    2. 最初のドロップダウン・リストから、値をフィルタする対象となる検索可能なプロパティを選択します。

    3. 2番目のドロップダウン・リストから、このフィルタ条件を適用する演算子を選択します。このリストで使用できる条件は、選択したプロパティによって異なります。

    4. ボックスに、プロパティの一致条件となる値を指定します。

      注意:
      テキストのプロパティについて検索する場合は、テキスト検索の規則を使用できます。

  1. 必要に応じて、さらにグルーピングを追加します。

  2. 「メンバーのプレビュー」をクリックすると、設定した規則を満たす動的メンバーが表示されます。(表示できるメンバー数は最大1000です。)

  3. 操作の完了後、「終了」をクリックします。

動的メンバーは、「終了」をクリックすると、グループに自動的に追加されます。次にこのグループのエディタを開いたときには、動的メンバーがグループ・メンバーシップ・ページに表示されます。


  1. 「管理」をクリックします
  2. グループのエディタを開きます。
  3. 左側にある「オブジェクト設定の編集」で、「動的メンバーシップの規則」をクリックします。